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2017年5月16日

食塩無添加日記 2017516

 

  食塩無添加料理は男の自立訓練にもってこい

                            上島 弘嗣

このところ食後の食器洗いは私の仕事となりました。以前は、「食器洗っといて」と言われると、邪魔くさいな、と思ったものですが、最近は夜遅くなってもいつの間にか洗い場に立っています。元はと言えば、男の自立訓練と称して妻が”命令”したものです。不思議なことに、日常化すると、めんどうくさいと言う思いは消えてしまいました。

料理も同じです。妻がいないときには外食しようという思いよりも、塩分を節約しようという思いが先に立ち、また、調味に工夫は要らないので、料理を作ることへの負担感がありません。

写真は、よく作る野菜の炒めものに、うま味のあるエビを加えたものです。これで1食、無塩料理を楽しめ食塩を節約できます。

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写真(私の料理) エビ入りの野菜の炒め物。エビのうま味で

無塩でも大変美味しかった。

 

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無塩減塩裏話

俺が先 妻倒れること想定外

 

食事は用意ができていて当たり前、家は整っていて当たり前、自分がするとは考えてもいなかった世代で、共働きだったのに自分が家事をするなどとは思ってもいなかった夫でした。自由時間が増え、家で過ごすことが多くなってきたので、家での自立、認知症予防のためにも、まず料理と片付けができることが必要と思い、家での自立訓練を始めましたが、3,4年経ってようやく子供の手伝い程度から脱却してきたところです。自分の年代でこれだけ料理が出来る人はそういないと誇り、人にも言っているようです。高齢社会になり、定年後の時間が長くなりましたが、家事に定年はありません。90代の母親が60代の定年後の息子のために食事を作っているところまであり、いつまでも妻ができるわけでもないのに、日本ではまだまだ家事は女性がして当たり前になっている家庭が多いようです。

40年前、アメリカで、料理も片付けも毎日夫がやっている家庭に招かれたことがありました。仕事で夫が後から帰ってきたのに食事の支度をしてくれて驚きましたが、それがアメリカでは珍しいことでも無いようでした。やってみて初めて家事の大切さ、毎日続けることの大変さが分かるはずです。無塩料理を始めたことが、料理を始めるきっかけになったことが何よりでした。

2017年4月20日

食塩無添加日記 2017420

 

無塩の煮物、野菜の重ね煮

                            上島 弘嗣

煮物は普通には調味料を入れて具材を煮ますが、野菜の重ね煮は野菜に含まれる水分で煮るので野菜のうま味で煮物として食することになります。今日、妻が作ったのは何時もの野菜の重ね煮の一つですが、ここに紹介します。

 

作り方 (上島嘉美)

重ね煮は、火を通りやすくするため千切りか薄切りにすることが多いのですが、今回は根菜を乱切りにしてみました。大根、ニンジン、芋は火が通りにくいので圧力なべを使いました。水を入れずエノキや白菜、玉ねぎなどからでる水分で煮るのですが、今日の具材はエノキ、キャベツ、新玉ねぎ、大根、人参、ジャガイモ、出汁をとった後の昆布です。(写真)。鳥肉や豚肉を入れるともちろんコクが増してより美味しくなりますが、今日は入れていません。別に鶏胸肉のピカタ料理があったからです。油で炒めてコクを出し、酢玉ねぎを最後に加えました。野菜の甘みがでて冷めてもおいしく食べられました。

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写真(妻の料理) 野菜の重ね煮 具材はエノキ、キャベツ、大根、人参、ジャガイモに昆布、等を重ねて煮た物。水は入れません。

2017年3月29日

 食塩無添加日記 2017329

 

  無塩・減塩のおいしい汁物

                       上島 弘嗣

汁物はどうしても塩分が入るので、3年前に食塩無添加食を始めたときは、汁物は無塩トマトジュースを使ったものや牛乳入りポタージュなど以外は作っていませんでした。しかし最近は、工夫すれば無塩でも美味しい汁物が食べられるとわかりました。それらは、時々はこの欄で報告していましたが、ここに今までの無塩・減塩汁物の作り方として、まとめてみました。

また、妻の裏話その3も掲載しました。

  • 鶏肉、椎茸、昆布、鰹節で出汁を取った汁物(写真1)
  • 出汁にミキサーにかけたカボチャを入れポタージュに(写真2)
  • 鱈、鶏、豆腐、野菜などを入れた鍋に近い具沢山のスープ(写真3)
  • 鶏肉と根菜のポトフ(写真4)
  • 牛乳無塩ポタージュ(写真5)
  • 春雨入り無塩のおつゆ(写真6)
  • 雑炊風鶏肉スープ(写真7)
  • 無塩トマトジュースの汁物

 

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写真1 出汁と具の単純なおつゆ(妻の料理) 無塩の鶏、昆布、鰹でとった出汁にカブラ、キャベツ、玉ねぎなどの野菜を入れ、鰹節をかける。出汁と野菜のうま味が調和して美味しいです。

 

 

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写真2 カボチャのポタージュ(妻の料理) 写真1などの無塩出汁の残りは、妻は上手にポタージュに使います。うま味のあるスープは捨てるのはもったいない。牛乳なしでも出汁とかぼちゃの甘みでおいしくなります。

 

 

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写真3 鍋に近い具沢山のスープ(私の料理) 鱈と鶏肉、揚げ豆腐に白菜などの野菜を刻んで水で煮込んだ、鱈と鶏肉、揚げ豆腐入りのスープ。鶏と魚は良いだしになります。七味をふりかけていただきました。

 

 

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写真4 根菜と鶏のポトフ(妻の料理)サツマイモとカボチャは炭水化物で甘みがあり、出汁はなくてもうま味がでます。

 

 

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写真5 牛乳無塩ポタージュ(妻の料理) 牛乳、豆腐、玉ねぎ、サツマイモ入り。豆腐はうま味がでにくいのでサツマイモなど甘みのある根菜を入れました。

 

 

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写真6 春雨入りおつゆ(妻の料理) 出汁に春雨、水菜をいれ、海苔を掛けたもの。春雨が入っていると麺好きの私には無塩でも好物になります。

 

 

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写真7 鶏スープ雑炊(妻の料理) 鶏肉スープ、卵、ごはん、トマト、レタス、新玉ねぎ、人参を入れました。少し残ったごはんがとろみになっています。雑炊と言うより汁物かも。

 

 

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写真8 卵と豆腐のスープ(妻の料理)豆腐と卵をかきまぜてとろとろにしたものを少しずつ煮立てた出汁に流し入れて作りました。岩のりも薬味にしました。

 

無塩減塩裏話 その3

上島 嘉美

自分で決めて特にブログなどで公表するようなことはきっちりする夫ですが、日常生活は、私から見るとまだまだ自分に甘い、甘い物好きの夫です。

最近は糖の吸収を遅らすように野菜から食べることがすすめられていて実践されている人が多いようですが、なかなか夫にはできず、ご飯大好き夫は、食事中左手からご飯茶碗を離しません。ぎょうぎが悪いのではないのというと、おかずの受け皿変わりだとのこと。温泉に行ったとき、他の泊まり客の食べ方を観察してみましたが、誰もご飯茶碗を手から離さず食べている人はいませんでした。

和食がブームのようですが、私達の世代は、家庭ではご飯、おかずと食べるようにしつけられました。味のしっかりしたおかずに白いごはんが一番おいしいと思う人が多く、料理番組などでも、御飯のすすむおかずという料理がけっこうあるようです。味の濃いおかずに、ごはんを沢山食べるような食べ方が、一番太りやすいと思います。特に無塩、減塩を心掛けるには、懐石風に、おかずから先に食べ、最後にちょっぴりご飯を食べるようにしたほうが良いと思うのですがいかがでしょうか。

 

2017年3月16日

食塩無添加日記 20173月16

 

久しぶりに二八そばを打つ

                       上島 弘嗣

永らく手の具合が悪く5年以上もそばを打っていませんでしたが、嬉しいことに具合が良くなり、先日、そば粉を発注し、片付けてあった道具を探してきて二八そばを打ちました。手打ちそばは、手打ちうどんと違い塩水を使いませんので、無塩でできます。そこに、いつものように、昆布とかつおで出汁をとり無塩のおつゆを作って冷やしました(写真1)。

久しぶりのそば切りでしたので、できあがったそばは少し太めになりました(写真2)。

ねぎを刻んで無塩つゆにわさびを入れ、二八そばを堪能しました(写真3)。最後に、無塩のおつゆに醤油を少し入れて試しに食べてもみましたが、その必要性はなく、無塩のつゆで十分でした。

そばを茹でたあとのそばつゆも無塩出汁を少しいれて美味しくいただきました(写真4)。

 

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写真1 無塩の手作り出汁(私の料理) 昆布と鰹でとった出汁を瓶に入れ、冷やしました。濃いめの出汁にしました。

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写真2 手打ち二八そば(私の料理)5年以上も休んでいたので、そば切りが少し太めになりましたが、それでも、美味しそうにできあがりました。

 

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写真3 無塩の手作り出汁(私の料理) 冷やした無塩出汁ねぎを刻んでわさびを少し入れ、無塩の手打ち二八そばを美味しくいただきました。

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写真4 そばを茹でたあとのそばつゆ(私の料理) 無塩の出汁を加え無くても美味しいです。そばの風味たっぷりでした。

2017年3月1日 雑感

私が家庭での食塩無添加食を始めたのは2014年の3月ですので、丁度、丸3年が経過しました。
食塩無添加食を始めた動機は、降圧薬が減らせない、持病の心臓病のために足に浮腫がでる、
主治医にもっと減塩をしてくださいと言われた、等々のことからです。
減塩指導は私の専門の範囲でもありましたので、これはいかんと思い、もっと減塩を徹底しようと
考えたのです。
現在の食塩量を半分以下にするには、自分達が調査した結果から、家庭での料理に食塩の入っている調味料を原則使わないことにしないと、容易に達成できないことが分かりました。
とは言え、どんな食事になるのだろう、まずいだろうな、悲惨だろうな、などと正直思っていました。
ところが、1月もしない内に、食塩無添加食って美味しいな、楽しいな、今日はどんな料理になるかな、とむしろわくわくし出したのです。
そして、食材の本来のおいしさを楽しむことができるようになりました。
もちろん、これには妻の支援なしにはできなかったことですが、3年経った現在では、妻がいなくても、自分で食塩無添加食を造れるようになり料理も楽しくなってきました。
仕事上、外食をする機会が多いのでそのときは出来るだけ塩分の少ない料理をいただきます。
外食が続いた後でも、家に帰ればすぐに食塩無添加食に戻ります。
体重コントロールのようにリバウンドすることは有りませんし、そのような不安は全くありません。
結果として、降圧薬は一頃の半分に減らすことができ、寒い冬でも血圧値は120mmHg前後に収まっています。
もちろん、すねの浮腫は消えました。
・・・時々、減塩は有害である、などという変な疫学研究論文が出て、それをまことしやかに喧伝する医師もいますが疫学は私の専門ですので、幸いにもそのような論文を見るとすぐにその論文の誤りや問題点を見抜くことができます。
減塩は有害であることを示すような質の高い論文、信用するに足る論文は今までありません。
有名な医学雑誌に掲載されていても、信用するに足るかどうかは、しっかりとその論文を吟味し、
誤りや問題点がないか確かめることが条件となります。
論文の結果だけを物知り顔に吹聴する人にだまされないようにしないといけません。
減塩運動はWHOを初めとして、多くの国の健康的な生活習慣の基本として世界中で進められています。
タバコ規制に抵抗したタバコ会社のように、一部の食品産業は研究者を抱き込み減塩有害論を支援していますが、そのような研究者はすぐに正体を暴かれます。
最近、減塩は有害であるとの論文を立て続けに出したカナダの研究者グループが、食品業界から多くの研究費をもらい、それを論文で開示していなかったことが同じ国の研究者から暴露されました。(※)
減塩は個人の努力だけでなく、加工食品に含まれる塩分も減らす必要があります。
これには、食品産業界の協力が必要です。
実際に、多くの減塩食材や加工食品が販売されるようになり、レストランでも食塩含有量が記載されるようになりました。
国民の一人ひとりの努力で食塩摂取量を少しでも減らし、血圧の上昇を抑制し血管の老化を防ぎたいものです。
それが健康寿命を延ばすことに繋がります。
上島 弘嗣
※ Campbell N RC. Dissidents and dietary sodium: concerns about the commentary by O’Donnell et al. International Journal of Epidemiology, 2016, 1–5doi: 10.1093/ije/dyw292

2017年2月26日

食塩無添加日記 2017226

 

今回も、私の原稿と妻の裏話の二つを掲載します。

 

無塩カレーライスを作る

                       上島 弘嗣

 

私もカレーライスが大好きです。でも、食塩無添加食にしてから、久しくカレールーを使ったカレーライスを食べたことがありませんでした。ここ2,3日妻の外出が続き、よーし一つカレーライスを作ってやろう、と思いました。でも、カレールーを使わないカレーライスです。どうしたらできるかなと考えました。できました。難しくはありませんでした。

好物のカキ、エビを入れて具材を炒め、そこへ無塩トマトジュースを注いで煮込みました。カレー粉(ルーではありません)を入れて、さらにとろみを付けるために少々片栗粉と小麦粉を入れました。トマトジュースとカレー粉の色で、できあがったカレーライスは写真のように一見普通のカレーライスのように見えますが、無塩です。これで、十分に私のカレーが食べたいという欲望を満たしてくれました。73歳の爺さんでもできました。

 

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写真 無塩カレーライス(私) 好物のエビ、カキを入れて、無塩トマトジュースとカレー粉で海鮮カレーを作りました。ご飯が少ししかなかったのが残念でしたが、美味しかったです。

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無塩、減塩裏話

 

添加食塩2g以下の真実

                              上島 嘉美

 

 

無塩食は味付け無し、味見無しなので、味付けがやや苦手な私にとってはむしろ簡単でした。ただ、味噌や塩麹などの発酵食品もできたら少し取り入れたいなと思って、2年ほど前、たまには2g位いれてもいいんじゃないと聞いてみました。夫はすぐにOKをだしたと思ったら、ブログには妻がギブアップと載せ(2015年6月24日ブログ)、自分が真っ先にカレーライスをリクエストしてきました。ルーを入れずに本格カレーに挑戦してみましたが、塩無しでは期待したカレーとはならず、やむなく市販のルーを1片入れました。食塩2.3g添加となり、夫が殆ど食べたので約2gになります。その後、味噌汁にはOKがでず、相変わらず家では殆ど無塩食です。夫は外食が多いが、家では無塩だから1日量にしたら5g以下だからと言って、外食を楽しんでいます。私は夫と同じ料理に後から好きに味付けして食べています。美味しい無塩の汁物をどう作るかが課題で、今無塩の出汁に挑戦中です。夫も少しずつ料理に挑戦し、魚介入り無塩カレーがおいしかったようです。

 

2017年1月29日

 食塩無添加日記 2017129

                       上島 弘嗣

  もうすぐ、食塩無添加食を初めて丸3年になります。始めた時は、こんなに簡単にそう苦労もぜず、悲壮感もなく、むしろ、楽しく美味しく無塩食が食べられるとは思ってもみませんでした。お弁当を作る時間のあるときには、東京へ向かう新幹線の中でも、手作りの無塩弁当を食べます。

さて今回は、冬の鍋物の再利用を含めた、食塩無添加料理を、妻の解説を得て紹介します。そして、妻の裏話も。また、今後は、少なくとも月の終わりには日記を更新することにし、可能なら、その月の中旬にも更新したいと思っていますので、是非、ご覧下さい。

 

無塩の水炊きとその利用の仕方

 

冬は鍋物が美味しいですね。私も冬にはよく鍋物をしますが、もちろん無塩の鍋です。もともと、鍋には、野菜や鳥肉などの具のうま味が汁に入っているので、無塩で食することができますが、さらに美味しく無塩の鍋物を食べるには、ちょっとしたコツもあります。

鍋には調味料を入れない。塩分の入った具材は避ける。その他は特に普通の鍋物と同じです。野菜や魚介類、肉類の具のうま味で食べます。(写真1)

さらに、鍋からとった物に鰹節やとろろ昆布をかけると、とても美味しいです。もちろん、鰹節には醤油はかけません。とろろ昆布には自然の食塩が少し入っています。鍋の後は、ご飯を入れて無塩のおじやを作るときもありますが、写真2は、これを同じ鍋のままでかやくご飯にしたものです。この作り方は、後半の妻の料理解説をご覧下さい。

 

1写真1: 冬の定番の鍋物。ただ単に水、出汁昆布、干し椎茸などを入れて具材を煮るだけ。とろろ昆布は天然の塩あじが着いている。鶏、魚、カキなど何を入れても美味しい出汁がでる。私は、揚げ豆腐をいれるのが好きだ。もちろん、豆腐も。

 

2写真2: 鍋の残り汁を利用して、無塩のおじやも作るが、今回、妻が少し残った鍋をそのままにしておき、翌日にかやくご飯にした。鍋の再利用の無塩のかやくご飯、結構いけました。

 

(妻)鍋は簡単ですが、少し出汁が残った鍋や、野菜などの始末がやや面倒です。

出汁の少し残った鍋に、硬くなった冷やご飯や、残り物のきんぴら(ごぼう、セロリ、にんじん、レンコン、ヤーコン)等をのせ、酢を少々いれ、ふたをしてあたため最後に卵をとかしかけ、再加熱してできあがり。

前日の鍋の具に、太刀魚のすり身(無塩、安全農産)を団子にして入れようとしたのですが、ねばりが少なく、崩れたので、翌朝、小麦粉、卵、鍋の残りのねぎなどを足して、すり身団子にしました。これで鍋の後始末は完了です。(写真3)

 

3写真3:太刀魚のすり身(無塩)に小麦粉を付けてフライにしたもの。前日、鍋につみれとして入れようとしたが、溶けてしまうので止めたものの再利用。

 

 

無塩、減塩裏話(2)(上島 嘉美)

 

別腹はどれだけ食べても満たされぬ(嘉美)

家で無塩食を3年も続けるなんてさぞかし意志の強い人だとお思いでしょうが、食べ過ぎが減ったわけでは決してありません。もともと夫は大食漢で、うどんを3杯食べ、家族にあきれられたこともあります。今でも自分で作る無塩餃子は(皮は有塩、30個で約0.4g)、30個近くぺろりと食べてしまいます。前はそれにご飯などもしっかり食べていました。無塩食にしてからはご飯のおかわりが減ったのと、あまり麺類が食べられなくなったので、体重は増えずにすんでいますが、お菓子などの間食、別腹で食べる食後のデザートなどの食べ方は、昔、一緒に旅行した学生さんに、女子高生みたいと言われたことがあります。この状態、基本的にはそのまま続いています。2,3時間毎に何か甘い物などを食べ、どれだけ満腹でも必ず別腹のデザートを食べ、食べ出したら止まりません。

以前、今より10キロほど太っていた頃、食後の血糖値が高かったことがあります。このときの食後のインスリン値は正常の数倍上がるいわゆる急峻高血糖で、2,3時間すると低血糖をおこしやすいタイプでしたので、低血糖のために甘い物を食べるのかとも思いましたが、今は体重が減ってこのような状態ではなさそうで、どうも“糖質依存症”のようです。インスリンの出過ぎも体重を増やしたり、血圧をあげる働きがあるはずですが、これはあまり気にしていないのか、分かっちゃいるけど止められない脳内麻薬エンドルフィンによる依存症なのか、おそらく後者でしょう。

ダイエット情報があふれていますが、殆どがリバウンドします。これはきっと糖質依存症のためかも知れません。依存を断ち切るのは、なかなか困難なことだと思います。

2016年12月23日

食塩無添加日記 20161223

保健師、栄養士さんを招いての料理実習

今日は、兵庫県丹波市の保健師、栄養士さん5人と看護大学の学生さん一人を自宅に招いて、料理実習をしました。そのレポートと、指導した妻の後書きとの三点を記載します。

 

上島 弘嗣

 

自宅で食塩無添加の料理を妻に作ってもらっていますし、私自身も妻の居ない時には作りますが、実際にそんなことができるのか、食事はおいしいのか、と疑問に思われるのが普通と思います。これは実際に体験してみるしかないので、今回、地域で元気一杯に活躍しておられる方に直接体験してもらい、地域で広めてもらうきっかけになればと料理実習を企画しました。

帰られてからの保健師、栄養士さんのレポート、さすがに日々住民の皆さんに接しておられるだけあって、大変分かりやすく上手にまとめていただきましたので(作成 栄養士 藤原里佳さん)、ここにそれをそのまま(位置等は紙面の都合で調整しましたが)掲載することとしました。そのため、今回は大変長くなりましたが、お読みいただければ幸いです。

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兵庫県丹波市の保健師、栄養士さんのレポート

『食塩無添加』料理講習

1 講師:上島嘉美さん

減塩だけでなく、体重や血糖コントロールにも配慮したお料理を実践
食材を無駄にすることなくまるごと使うこと、環境に配慮した洗い方など、海外生活などから身につけてこられたエコクッキングを実践

 

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2016年12月7日

週刊誌記事、“アメリカでは高血圧の塩分犯人説は終わっている”は本当か?

このところ、週刊誌に減塩は有害であるかのような記事が掲載されています。このようなことは、今に始まったことではなく、周期的に繰り返されてきました。日本の週刊誌のみならず、アメリカの有名な雑誌Timeでも1979年に塩に関する議論として、食塩と高血圧の関係を否定するような意見を取り上げらました。私は、食塩無添加食を実践している立場からも、これらの記事の誤りを指摘しておかねばなりませんので、今日はそのことについて述べたいと思います。

 

アメリカの次期大統領のトランプ氏が『地球温暖化は産業活動の影響ではない、自然現象だ』と断言したことに対して、Natureと並ぶアメリカの科学雑誌、Science(サイエンス)が科学的根拠に基づいた発言をして欲しいと異例の警告を発したのはつい最近のことです。産業界は常に利害が対立しており、トランプ氏の発言のようなことがしばしば起こります。世界中のたばこ産業界が、喫煙の健康障害の証拠はないと長年言い続けてきました。タバコ産業は資金に任せて財団を作り、シンクタンクを作って研究者を雇い、また研究資金を提供し、タバコの害を明らかにしてきた研究に対して、ことごとくそれに難癖を付けて来た歴史があります(「世界を騙しつづける科学者たち、上下2巻」(ナオミ・オレスケス、エリック・M・著、福岡洋一訳、楽工社)。

 

本論に入ります。“アメリカでは高血圧の塩分犯人説は終わっている”という趣旨の記事は本当でしょうか。この週刊誌の記事は、上にあげたタバコの例と同じ文脈にあります。研究論文に驚くような勝手な解釈をしている医師や研究者、雑誌記者が、週刊誌の記事に拘わっていそうです。現に、私は週刊誌に取り上げられたインターソールト研究に現在も拘わっていますが、週刊誌の記事にあるような趣旨の論文—食塩摂取は血圧と関係ない—は一度も公表していません。週刊誌の記事は、公表した結果と全く反対の、間違った記述をしています。

 

2014年に塩擁護派のグループから塩の摂取量の低いところでは循環器疾患発症率が少し上昇するという論文が発表されました。しかし、この論文は塩の摂取量の推定値の算出根拠が誤っています。因みに、1日7グラムの食塩摂取量とされているところは、算出根拠の論文をみて修正すると、2.5グラムぐらいでした。塩の摂取量の標準的な推定方法は1日分の蓄尿を複数回繰り返し、尿中に排泄されたナトリウムより計算するのが標準ですが、この研究はそれをしていません。従って、食塩の推定量が不正確なのです。私の見るところ、死亡率が上昇するとした食塩摂取量は測定の偏りを考慮すると、食塩の摂取量が3g未満からゼロに近いところでした。仮に、この食塩摂取量の極めて少ないところの死亡率が少し上昇したとしても、もともと具合の悪い人が極端に減塩していた可能性を否定できませんので、因果関係は不明です。

 

食塩を減らすと血圧が低下することには、食塩擁護派も反論していませんし、自らもそのような成績を発表しています。この点に関しては、科学的な論争はないと言えます。問題は極端に少ない食塩摂取量のところでも健康に害はないのか、という点です。食塩の摂取量を24時間蓄尿によって正確に測定したものでは、そのようなことは観察されていません。しかし、この点に関してはもう少し研究が必要と言えます。いずれにしても、普通に食事が出来ている人では害はない、というのが世界的な合意です。普通に食事をして日常生活を送っている人では、1日3g未満の食塩摂取量になることは、ほとんどないでしょう。多くの食品には、もともとナトリウム等のミネラルが、量の多少はあっても、含まれていますので。

 

アメリカの2015年の最新の食事ガイドラインでも、食塩の過剰摂取を改めるようにとしています。その中で、食塩を減らすと血圧は低下することを繰り返し強調しています。日本の厚生労働省の“健康日本21(2次)”では、国民一人当たりの食塩の摂取量を1日8g未満にするようにとしていますが、アメリカのものは、1日Na 2400mg未満(食塩6g未満に相当)としています。また、世界保健機関(WHO)では2025年までに世界の人々の食塩摂取量を1日5g未満にしようと呼びかけています。この呼びかけは高血圧でない人にも当てはまります。

 

以上の点から、減塩は高血圧の人にとっては必須です。減塩した分だけ血圧が低下することが期待できます。

 

私は、ここ3年近く、家庭では一切食塩を添加しない食事をしていますが、24時間蓄尿による食塩摂取量は1日3g程度です。体重を減らしたこととも相まって、降圧薬を半分に減らすことができました。

 

参考資料

アメリカの食事ガイドライン(2015年)の原文の一部抜粋

Part D. Chapter 6: Cross-Cutting Topics of Public Health Importance

The DGAC concurs that adults who would benefit from blood pressure lowering should “lower sodium intake.” AHA/ACC Grade: Strong; DGAC Grade: Strong

 

The DGAC concurs that adults who would benefit from blood pressure lowering should

“Consume no more than 2,400 mg of sodium/day.” The report also indicates that “Further reduction of sodium intake to 1,500 mg/d can result in even greater reduction in blood pressure”;

Part D. Chapter 6: Cross-Cutting Topics of Public Health Importance Scientific Report of the 2015 Dietary Guidelines Advisory Committee and concludes that “Even without achieving these goals, reducing sodium intake by at least 1,000 mg/d lowers blood pressure.” AHA/ACC Grade: Moderate; DGAC Grade: Moderate

2016年11月17日

食塩無添加日記 

今日は、美味しくなかった料理の再生話と妻の裏話の二つを掲載します。

上島 弘嗣

 

失敗した料理をおいしく再生

珍しく妻が作った無塩の野菜の煮物がまずかった。それは、エノキ、もやし、白菜、春雨、豆腐、牛肉を入れて、野菜の水分でそのまま煮たものであったが、風味と味を感じることがなかった。野菜の余分な水分を吸収するために、わざと春雨の生をいれて工夫もしたというが,この料理は、水っぽくてコクがなく、もやしの青臭さが気になった。珍しく、美味しくないと食べなかった。

そこで妻は、カキを入れて牛乳でホワイトソースにして再生した(写真1)。これは、大変おいしかった。ちょっとした工夫で無塩でも風味が増し美味しくいただける例であった。

もう一つ、写真2は鰯のつみれのチヂミ風の料理であるが、これは、もとは鰯のつみれのハンバーグ風の料理で、鰯の癖が強く残り、もう一つであった。妻は、それを写真のように変身させた。それが、昨日いらないといった料理のやり直しであることに気がつかなかった。脱帽!

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写真1 カキと野菜のホワイトソース風味料理(妻の再生料理) 

美味しくなかった野菜の煮物をカキをいれて、ホワイトソースを作って再利用、

実に美味しくなった。もちろん無塩。

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写真2 鰯のツミレのチヂミ風料理(妻の再生料理) 鰯つみれのハンバーグは、

鰯のくせが強くて美味しくなかった。そこで、次の日、卵を加えてチヂミ風にしあげた。

これは実に美味しく再生されていた。

 

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無塩、減塩裏話

・・・無塩、減塩以前の話   (上島 嘉美)

 

食べ過ぎて朝になったらダイエット

 

これは約20年前ごろに、私が毎朝のように夫に言っていた毒舌川柳です。

仕事が忙しく、9時、10時以降に夕食を食べることが多く、大食漢の夫はかなりボリュームのある夕食を食べた後、自分でインスタントラーメンを作って食べる事が続きました。すると翌日の朝食は、「ダイエットする」と言ってほんの少ししか食べない日が続いていました。朝食を大切にしたい私は、しっかり朝食を用意しているので、もっと食べなさいよと言うと、「虐待や」と沢山作ったことを非難される始末でした。

よーしそんならと、朝食にインスタントラーメンを3日間連続で出したところ

「殺す気か」とのこと。夜遅くラーメンを食べるのと、朝食で食べるのはどちらが殺すことになるのでしょうかと思ったのですが、理屈は通じません。

今は逆で、私が早起きしてゆっくり自分の時間を過ごしていると、後から起きてきて、「ご飯まだ?」と催促する夫です。体重も減り、血圧も落ち着きましたが、これは減塩食の効果だけではなさそうです。何より夜遅く、寝る前までも沢山食べていた生活が、一番の問題だったようです。

日本は、まだまだ長時間労働で、遅い夕食をとる人が多いようです。仕事が終わらないなら、せめて夕方に軽く何か食べ、帰ってからは少量、朝食がおいしく食べられるくらいの量を目安に食べてみたらいかもしれません。朝、昼が少ないと、晩になるとどれだけ食べても満足しないようです。朝になったらダイエットは、太りたくない人には、逆効果になるのではないでしょうか。