リュウマチの炎症が起こっていた

食塩無添加日記 2023年2月26日

リュウマチの炎症が起こっていた

                             上島 弘嗣

 先日、突然に不整脈が生じた。ちょうど車を運転し、帰宅する途中であった。何か胸が騒がしいと思い、妻に脈をとってもらったら案の定、不整脈が生じていた。ちょこちょこと合間に起こる不整脈ではなく、連続して生じている不整脈であった。これは、心房細動から生じる絶対性不整脈だ。2年前の手術の後に服用して余っていた抗凝固剤をとりあえず服用した。外来に電話をかけ緊急受診の相談をした。

 血液検査の結果、炎症性の反応が強く出ていた。持病の反応性リュウマチ(高齢者に多い関節リュウマチではない)が生じていたのだ。確かに腰痛が2週間以上続いていたし、腸炎の軽い症状もあったが、軽度であったので特別の対処はしていなかった。油断していた。たぶんに、リュウマチ性の炎症がこの不正脈の引き金となった可能性が高いと思った。

 心房細動から生じる不整脈は、血栓が生じやすくそれが血流にのって飛んでゆくと脳卒中を起こす危険性が高くなる。また、病状によっては心不全を来す可能性もある。幸いにして、受診後、駅で列車を待っていたところ、胸の中が急に静かになった。不整脈が自然消失したのだ。まずは良かった。40時間ほど持続していたことになる。

 再発を繰り返すとまずいので、外来の主治医はアブレーション手術(心房細動を来しているところ、心房の内側を、カテーテルを入れて焼却する)をした方がよいとの話であった。とりあえず、リュウマチ性の炎症が治まるのを待つこととなった。

 一般的には心房細動は高齢者に多い病気である。私たちの調査では、人口の3%位の人が罹患している。高血圧や糖尿病など、動脈硬化を来す要因がある人に起こりやすい。喫煙も心房細動を来しやすく、禁煙は必須である。私の場合は、炎症と関係がありそうだ。

 頑張って減塩も継続しないと!!