食塩無添加日記 2020年6月11日
調味は食材から得る―簡単男料理
上島 弘嗣
料理に調味料をできる限り使わないといっても、味気ない料理ではおいしくない。
正直、食塩無添加でも美味しいと思うときとそうでないときがある。
家庭で料理を作り始めたのは70歳を過ぎてからであり、素人の男料理であるから、料理屋さんのように美しくはできない。
盛り合わせ方も今一つである。
それでも、美味しいように作らないと食塩無添加食は続かない。
そのためには、食材の味そのものをうまく生かすしかない。
写真は、今ある材料を使ってうまくできたなと思うも炒め物のである。
使った食材は、冷凍の生イワシの開き(無塩)、ジャガイモ、玉ねぎ、アスパラガス、油揚げである。ジャガイモを炒めるには、薄くきる。
玉ねぎを適当に切り、油揚げとオリーブオイルで炒めた。
揚げの炒めものは好物である。
食感がいいし、油の風味もよい。
ジャガイモのうま味は炒めてもある。
もちろん、玉ねぎは炒めると元の辛味が減り甘味が増す。
薄く切ったジャガイモが少し透き通るようになるまで炒め、さらにもった後、イワシの開きをフライパンに少し油を足して火を通す。
出来上がったイワシは野菜炒めの上に乗せた。
うまい、食材の風味とうま味がバランスよく出ていて、食塩無添加でおいしく満足して食べられた。
写真 小イワシと野菜炒め
ジャガイモの薄切り、玉ねぎ、アスパラガス、揚げ豆腐をオリーブオイルで痛めたものに、冷凍の生イワシの開きをフライパンで焼いて乗せた。
それぞれの食材のうま味が調和よく出て、食感も良く、食塩無添加食でもおいしい。
好みで七味を振りかけた。