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明けましておめでとうございます ―年末年始を減塩で乗り切る

食塩無添加日記 202019

 

明けましておめでとうございます―年末年始を減塩で乗り切る

                              上島 弘嗣

 

年末年始は孫たちが来るので食事が変わり、食塩無添加の料理(塩(縁)きり料理)をいつも通り続けるのは、たやすいことではない。我が家のおせち料理は薄味とはいえ、普段よりも食塩が多く入っていることは間違いない。大晦日には、孫たちの要望に応えて、爺(ジージ)の作った出汁で年越しそばやうどんをふるまう。もちろん、その時は、私もよばれる。何しろ、私も大の麺好きであるので、この時とばかりよばれる。

 お正月のお雑煮、京都は白みそであるが、おいしくいただいた。数の子も好物である。昔は、数の子にカツオをかけ、醤油を垂らしたが、いまは、カツオのみ。

 さて、1月3日朝、起きて2回目に取った尿のナトリウム/カリウム(濃度)比は2.1であった。普段は1.0程度であるので、2倍になっている。それでも、2程度であれば、1日の食塩摂取量が6g未満である確率が高いことが分かっている。1月5日の夕方の尿は0.4といつもの食塩無添加料理の時と同じ値であった。1月7日朝の尿は1.0であった。

 以上の経過をみると、年末年始、年越しそばやおせち、お雑煮をよばれたが、それなりに気を付けていれば、食塩の摂取量は1日6g未満を達成できていたようである。

 お正月早々、孫と釣りに行き、釣り人が、美味しくないとあまり持ち帰らない魚、エソも身をフライにして食べたら(写真1)、孫たちにおいしいとの評判をとった。高級魚のアマダイの刺身はもちろん絶品(写真2)。私は、いつものように、ワサビだけで食した。ウマヅラハギも皮をはぎ、刺身にすると純白でしっかりした身(写真3)、孫たちの“うまい”という声を聞いた。魚のアラは、出汁をとっておつゆにしておいしくいただいた。無塩のおつゆとなった(写真4)。このような努力が実って、お正月にもかかわらず、1日の食塩摂取量が6g程度となったのかもしれない。

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写真1(私の料理)エソのフライ。ニタと笑って釣り上がってくるエソの身をフライにする。実に美味い。初めて食したが孫たちがうまいと歓声。

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写真2(私の料理) アマダイの刺身。アマダイは姿も美しいが身も綺麗で味もよい。さすがに高級魚といわれるだけある。私はワサビのみでいただいた。

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写真3(私の料理)ウマヅラハギの刺身。ウマヅラハギの皮をはぎ、身を刺身に。身がしっかりしているので、薄造りにした。あっさりとして美味であった。子供達は上機嫌。

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写真(私の料理)あらで出汁をとる。ウマヅラハギのあらは出汁をとりおつゆにした。無塩のおつゆができあがった。灰汁はもちろん取り除いた。