食塩無添加日記 2018年7月25日
高齢者の熱中症と食塩摂取量 上島 弘嗣
猛烈な暑さが続いている。消防庁の発表によると7月16-22日の1週間で救急搬送された人が22,647人に上ったという。高齢者が46%を占め、発症場所は住居が全体の42%であったという。(2018年7月24日付け朝日新聞夕刊関西発)
私のように家の食事で厳しい減塩を実施していると、塩分不足にならないかと思われるかも知れないが、減塩している人に熱中症が起こりやすい訳ではない。体の体液量は通常は一定であり、血中のNa濃度も一定に保たれている。摂る食塩量多いと、水分とともに尿からでる。私の食塩摂取量は日本人の平均の半分以下であるので、尿に排泄されるのは食塩に換算して3g台になっている。
通常、急激な多量の発汗があると、水分と塩分が一時に失われる。そうすると、体液のバランスが崩れるので、当然、水分と塩分の補給が必要となる。多量の水溶性下痢では、カリウムが多量に失われることがある。
この暑い時期、汗をよくかくので、私はよくお茶や冷やした水をこまめに飲むようにしている。塩分の入ったドリンクを飲むことはない。お茶と柿ピー(小袋0.4gの食塩量)の方が好きである。
住居の中で高齢者に起こる熱中症は、蒸し暑い部屋の中で水分を十分とらず、体温調節機能が障害されたことによって生じた可能性が高い。もちろん、脱水症状も伴っている。予防は暑さ対策とこまめな水分の補給である。私は、朝起きたときから、緑茶をよく飲む。冷やしたお茶も冷蔵庫に入れている。
さて、写真は福井の小浜で釣ったガシラの素焼きとアコウ(キジハタ)の刺身である。事情により、この船に乗れなくなったのでしばらくは食べられない。記念の写真(1,2)となった。
写真1 ガシラの素焼き(私の料理) 焼いただけで美味しい。もちろん、少し醤油を使っても知れている。
写真2 アコウの刺身(私の料理) ワサビだけで食べると甘みも分かる。