日本高血圧学会で無塩麺発見
10月1日に仙台で日本高血圧学会主催の市民公開講座がありました。講演とコメンテーターを依頼され、食塩無添加日記を中心としてどのように減塩するか、私の経験を踏まえて話をしました。あと4名の方が日頃の活動を報告されたのですが、その中のお一人に製麺会社の社長 佐藤さんがおられました。何と、無塩麺(写真1)を開発されたのです。早速、持ち帰って試食してみました。もちろん、無塩出汁をいつものように鰹と昆布で作り、きつねうどんを作りました。写真2がそのできあがりですが、麺類にはうるさい私も、その食感と味に正直びっくりしました。実に美味しい。その一言に尽きます。
食品業界の方達がこのように国民の食塩摂取量が少しでも減るような料理や製品を開発していただけると、WHOの2025年までに世界の人々の食塩摂取量を1日5g未満にの目標にも近づくのではないかと思いました。
ところで、高血圧学会から帰った直後の尿中のNa/K比は、1.0程度であったのですが、2日目の朝のNa/K比、近頃には無い値、2.1を記録しました。学会のランチは伊藤会長の下、美味しい減塩弁当であったのですが、さすがに3日間も外食で過ごすと高くなりました。
写真1 企業(はたけなか製麺)と大学とが連携して開発した無塩の麺
写真2(私) 無塩出汁を作り、お揚げとわかめを入れて無塩麺の無塩出汁うどんを作った。美味しかった。もちろん、出汁も全部いただいた。鰹節を手に一杯つかんで、沢山入れて出汁を作るのがコツ。