食塩無添加食日記 2014年12月21日
外食での減塩のコツ
仕事上、出張で外食することは今も多い。そのようなときは、家で食塩無添加の料理を食べるようにはゆかないし、どうしても調味の効いた料理をいただくことになる。しかし、外食においても、食塩を極力減らすことのできる工夫がある。
1) 洋食レストランでの工夫
① 生野菜のサラダはドレッシングを別にして、と頼む。気の利いたレストランではサラダと別にドレッシングを別の器に入れて持ってきてくれる。
先日、別に持ってきてもらった鱒のマリネのドレッシングは、ほとんど塩分が入っていなくて、しかも美味しかったので、結果としてはその別のドレッシングをいただいてしまった。サラダのドレッシングは、掛けずにサラダをいただいた。
② 鳥肉やその他の揚げ物にかかっているソース類も掛けずにくださいと頼むとよい。もちろん、別にしてもらってもよい。
③ 煮込み料理はなるべく注文しない。
④ パンよりもライスにすると食塩が少なくなる。
2) 和食で塩分を減らす工夫
① 刺身、天ぷらなどは、いつもの通り何も調味料を使わずに美味しくいただける。
② お浸しは、出汁醤油が最初からかかっている場合は、お湯やお茶をその受けから掛けて塩分を落とす。
③ もちろん、漬け物類や佃煮類には手をつけない。つけても、風味のみを味わう。
④ 旅館で湯豆腐が朝でたが、これはしめたと思い、この湯豆腐のなかで少し調味してある料理を入れて、“脱塩”してよばれた。昆布を入れて茹でる湯豆腐は、脱塩の道具としても優れている。お浸しを入れてさっとお湯にくぐらせて食べるのもよい。欲張って、イカの塩麹で味付けしたものを入れて脱塩しようとしたら、妻に駄目だしされた。
⑤ 味噌汁、すまし汁は中身と風味をいただき、飲み干さない。
⑥ 魚の干物は、遠慮するのが原則だが、私は鰺の開きが大好きでなかなか見送れない。そのときは、骨の着いた片身の方に少し箸をつけるが、残りの片身は塩がきいているので残すようにする。
このようにして旅館での和食でも、レストランでの洋食でも和食でも、工夫をすればかなり塩分を控えることができる。
上の写真はある日の旅館に泊まったときの夕食の水炊きであったが、これは格好の脱塩装置でもあった。本当の水炊きであったので、手元の出汁を加減すれば、無塩で食することができた。そして、他の調味したものも、この水炊きの中で“脱塩”できた。
さて、これから年末、年始にかけてどのように食塩の入らない食事をすることができるか、今年3月から食塩無添加食を初めて以来の年越しとお正月となる。その詳細は次回の報告をお楽しみに。