油物は無塩でも美味しいー琵琶湖のワカサギ

食塩無添加日記 2022年2月9日

油物は無塩でも美味しいー琵琶湖のワカサギ

                              上島 弘嗣

ワカサギ釣りはしたことがない。テレビで時々見かけるのは、厚い氷の上に丸い穴をあけ、箸を長くしたような小さな釣り竿で釣っている姿である。琵琶湖では余呉湖でワカサギ釣りの釣り堀があるのは知っていたが、琵琶湖でも浜で夜にワカサギが獲れるというのは、つい最近まで知らなかった。1月から2月の初めにかけて琵琶湖畔でも獲れる、というのを教えてもらったのは行きつけの散髪屋さんであった。産卵に群れで浜にやってくる。もちろん、この時期とても寒い。手袋をしていても手がかじかむので、取りすぎることはない。

 写真は小さな手網で獲ったワカサギである(写真1)。もちろん、これは天ぷらにした(写真2)。天ぷらは、塩や出汁を使わなくてもとても美味しい。油物は、塩分を含む調味料を使わなくても美味しく食べられる料理の代表である。ほくほくとしてクセもなく実に美味しい。最高であった。

 あと1,2か月すれば琵琶湖で小鮎が釣れるようになる。

写真1 琵琶湖畔の浜ですくったワカサギ

写真2 ワカサギの天ぷら。このまま塩や出汁を使わなくても

ホクホクとあっさりとした味でとても美味しい。天ぷらは塩切り料理の代表。