食塩無添加日記 2019年9月5日
究極の減塩における旨い汁物
ここ半年程前から生じているらしい朝の血圧急上昇(morning surge)の原因の一つに、食塩無添加食は同じように続けていたが、気持ちが緩み間食等や外食での油断があるのではと考えた。そこで、食塩無添加食、塩(縁)切り料理の基本にもどり、また、オムロンのナトカリ比計で、随時尿中のナトリウム/カリウム比を測定しながら、食事の影響をじっくり観察することとした。
塩(縁)切り料理を徹底させると、尿中のナトリウム/カリウム比は朝でも0.5未満になっていた(朝の第一尿の値は一日の中で高いのが普通)。昼間は0.2程度であった。このような値であると、ナトリウムの摂取量はかなり低いはずで有り(おそらく、食塩にして1日3g未満)、ごく少量服用していた利尿剤も不要であり中止した。以前から、臨床の大家より私のような究極の減塩実行者には、利尿薬、レニン・アンジオテンシン系の阻害薬も不要であると言われていたので、浮腫も生じていないので中止している。
写真は、最近自分で作った無塩汁の中でも絶品の味のものであった。もっとも、ちょっと贅沢な汁物である。無塩ながら、味は料亭級(もちろん見た目は劣る)と言える(大げさかな)。具は、鱧のちょっと大きな切り身一切れ、鶏肉の細切れ、ジャガイモ、玉ねぎ、小松菜、などである。それに、鰹と昆布出汁の無塩汁の余っていた物を加えた。誠に美味であった。是非、お試しを。
それぞれの具のうま味が調和し、最高の味であった。もちろん、お汁は全部飲めるので、カリウムもたっぷり入る。
写真(私の料理) 大きな鱧の切り身にジャガイモ、お揚げ、チンゲンサイ、鶏肉の細切れ、玉ねぎなどを加えて水で煮たもの。それぞれの具材の特徴が調和して絶妙のうま味の協奏曲となった。もちろん、食塩無添加。私は、七味が好きだ。振りかけている。
上島 弘嗣