<2016年5月27日コメント>
食塩無添加食を実施してからはや3年目を迎えました。体重の減量とも相まって、実施前より随分と血圧が低下し、お陰で降圧薬を一頃の半分の量に減らすことができました。時々の外食は、家での食塩無添加食を離れての息抜きにもなっていますし、ご褒美とも言えます。とはいえ、家庭では食塩無添加食が基本になっていますので、レストランに入っても料理の味の濃さについて行けず、血圧の低い妻に食べてもらうこともしばしばです。大体において、美味しい料理を出すところは、料理人の水準が高く食材もいいので、少し値が張るのも事実です。
妻がいろいろと工夫して作ってくれる料理に、大変満足していますが、それにつけても、世の料理研究家と称される方に、もっと真剣に低塩食料理の美味しいものを考えて欲しいと思っています。塩分の多い調味料の味で美味しいと言っている料理番組が、余りにも多すぎる気がします。
学会や研究会、市民公開講座等で時々食塩無添加食を紹介していますが、驚かれることが多いのは仕方ないとしても、やってみようと思われる方がまだまだ少ないのが実情です。どうすれば同調者が増えるかなと考えているこの頃です。 上島 弘嗣