2014年9月22日

3回目の24時間蓄尿による食塩摂取量—3.3g

はや、料理に添加する食塩を原則無塩にして半年以上が過ぎました。もう、普段の生活そのものが食塩無添加なので、それが普通の食事で、外食の塩分の濃い食事は私にとっては特別食になりました。

さて、3回目の24時間蓄尿は2014年の9月11日(木)の朝6時から始めました。6時の開始時に排尿してその尿は捨て、翌日の朝6時の尿を最後に蓄尿して終了しました。前日の昼は、大阪で外食をしました。大きな社員食堂のカフェテリアで定食をいただきました。もちろん、可能なかぎり食塩が入らないように工夫しましたが、2-3gくらいは食塩を摂取したでしょうか。夕食は妻の料理でしたので、いつもの食塩無添加食でした(写真1)。

蓄尿を開始した日の朝食は、写真にあるように、1)厚揚げ焼き、ふかし芋、京菜と玉ねぎのサラダ、鰯の空揚げ、2)大根菜とシメジ、玉ねぎの炒め物、3)ヨーグルト、4)トマトジュースでした(写真2)。

昼食は、妻がいなかったので、朝の残りにハマチの刺身を補って食べました。1)鰯空揚げ、トマト、大根菜とシメジ、玉ねぎの炒め物、2)ハマチの刺身、3.米飯でした(写真3)。

夕食は、やはり妻がいなかったので、朝の料理の残りに昼の刺身の残りと少し自分で料理したものを食べました。1)揚げ豆腐ステーキ、豆腐、トマト添え、2)大根菜と玉ねぎの炒め物、3)日本酒少々、4)米飯、5)ハマチの刺身、でした。

さて、翌日の朝、朝食前の午前6時に最後の蓄尿をして24時間蓄尿を終了しました。

蓄尿量は、1,316mlで、24時間蓄尿中のナトリウムとカリウムの濃度は、Na=43mEq/L, K=59,7mEq/Lでしたので、24時間のNa排泄量は56.6mmol、これは食塩換算量=3.3gでした。K排泄量は78mmolで日本人の平均のほぼ2倍でIntersalt studyのアメリカ人の成績と同じくらいの値でした。ついでながら、この日の血清カリウム値は低めの正常値でした。妻に毎日、拷問のごとく野菜を食べさせられますので、このようにカリウム排泄量が多いのだと思います。24時間蓄尿中のNa/K比は0.7でオムロンのナトリウム・カリウム比測定計で計測した値(0.8)とほぼ同じでした。

これで、今年の3月来、3回の24時間蓄尿を実施しましたが、今までの成績は、4.8g、3.1g、3.3gとアマゾンの奥地で生活しているヤノマモの人たちには及びませんでしたが、WHOの基準を楽々達成でき満足しています。

和食は食塩が多く入り易いのは事実ですが、和食でも食塩が入らないようにして、外食以外は、低塩で生活することができることを実証できて“えへん”という気持ちです。夏の暑い日に釣りをして汗をかきましたが、水分の補給とかき餅を少々食べて、ふらつくことなく過ごしもしました。夏、体がだるいといったことも一度もありませんでした。むしろ、食塩を無添加にする前は、夜になると足のすねに少しむくみが出ていましたが、食塩無添加にしてからは完全に消失しました。これには、体重を4kg減らしたことも影響しているとは思いますが、たまに、食塩を多く摂る日が続くと足に少しむくみが現れましたので、食塩そのものの問題であると思っています。

最近は、胡椒やオリーブオイル、酢なども使うことが随分と減りました。そういえば、わさびも使う頻度が激減しました。もう、いつからか刺身そのものを一切の調味料なしで食べています。慣れというものは不思議なものです。食材のうま味を精一杯味わいながら、食塩無添加でも、毎日おいしく食事をしています。

減塩をしなければならない多くの方は、私のような食塩無添加食は無理であっても—-本当はやればできると思っていますが—–、私が実践してきた基本食に少し調味料を加えれば、日本高血圧学会の1日6g未満は達成できると思っています。

(写真1) 9月10日(水)、24時間蓄尿開始前日の夕食

刺身と玉ねぎ厚揚げの炒め物、トウモロコシと枝豆の茹でたものと米飯1

(写真2) 9月11日(木)、24時間蓄尿開始日の食事

①朝食 (妻の料理) 厚揚げ焼き、ふかし芋、京菜と玉ねぎのサラダ、鰯の空揚げ、2)大根菜とシメジ、玉ねぎの炒め物、3)ヨーグルト、4)トマトジュース

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(写真3) ②昼食 (私の料理、朝の残りを生かす)

1)鰯空揚げ、トマト、大根菜とシメジ、玉ねぎの炒め物、2)ハマチの刺身、3.米飯4

(写真4) ③夕食 (私の料理、朝の残りを生かす)

1)揚げ豆腐ステーキ、豆腐、トマト添え、2)大根菜と玉ねぎの炒め物、3)日本酒少々、4)米飯、5)ハマチの刺身

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