2017年5月16日

食塩無添加日記 2017516

 

  食塩無添加料理は男の自立訓練にもってこい

                            上島 弘嗣

このところ食後の食器洗いは私の仕事となりました。以前は、「食器洗っといて」と言われると、邪魔くさいな、と思ったものですが、最近は夜遅くなってもいつの間にか洗い場に立っています。元はと言えば、男の自立訓練と称して妻が”命令”したものです。不思議なことに、日常化すると、めんどうくさいと言う思いは消えてしまいました。

料理も同じです。妻がいないときには外食しようという思いよりも、塩分を節約しようという思いが先に立ち、また、調味に工夫は要らないので、料理を作ることへの負担感がありません。

写真は、よく作る野菜の炒めものに、うま味のあるエビを加えたものです。これで1食、無塩料理を楽しめ食塩を節約できます。

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写真(私の料理) エビ入りの野菜の炒め物。エビのうま味で

無塩でも大変美味しかった。

 

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無塩減塩裏話

俺が先 妻倒れること想定外

 

食事は用意ができていて当たり前、家は整っていて当たり前、自分がするとは考えてもいなかった世代で、共働きだったのに自分が家事をするなどとは思ってもいなかった夫でした。自由時間が増え、家で過ごすことが多くなってきたので、家での自立、認知症予防のためにも、まず料理と片付けができることが必要と思い、家での自立訓練を始めましたが、3,4年経ってようやく子供の手伝い程度から脱却してきたところです。自分の年代でこれだけ料理が出来る人はそういないと誇り、人にも言っているようです。高齢社会になり、定年後の時間が長くなりましたが、家事に定年はありません。90代の母親が60代の定年後の息子のために食事を作っているところまであり、いつまでも妻ができるわけでもないのに、日本ではまだまだ家事は女性がして当たり前になっている家庭が多いようです。

40年前、アメリカで、料理も片付けも毎日夫がやっている家庭に招かれたことがありました。仕事で夫が後から帰ってきたのに食事の支度をしてくれて驚きましたが、それがアメリカでは珍しいことでも無いようでした。やってみて初めて家事の大切さ、毎日続けることの大変さが分かるはずです。無塩料理を始めたことが、料理を始めるきっかけになったことが何よりでした。