無塩出汁で作ったキツネどんぶりと豆腐とわかめのおつゆ
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて、ますますその中心をなす出汁に注目が集まっています。私は昔から無類の麺類好きで、特にうどんやそうめんは自分で昆布と鰹節で出汁を取り、薄口醤油で味を調えて食べていました。孫達も私に似てかうどんが大好きで、釣りにおける撒き餌のごとく、うどんを食べるかと問うと、元気な声が並び、ツバメが子に餌をやるような感じでした。それが、食塩無添加、調味料を原則使わない生活になってから、年越しそばとかの例外を除き、美味しい自前のおつゆでおうどんを食べることもほとんど無くなりました。もちろん、無塩の出汁でそうめんなどをいただくことはよくありますが、今日は、その無塩の美味しいうま味たっぷりの出汁でキツネどんぶりを作って食べることにしました。
昆布出汁をとり鰹節をいつもより沢山入れて、黄金色した出汁を作りました。それに、揚げ豆腐と九条ねぎ、玉ねぎ、わかめを刻み入れ、最後に玉子でとじて炊きたてのご飯にたっぷりと掛けいただきました。醤油は使わずですが、出汁と野菜、お揚げさんに玉子のうま味でとても美味しくいただきました。出汁をとった昆布と鰹節は、出汁のあまりと供に次の日の豆腐のおつゆに使い、すべていただきました。
写真は無塩の出汁で作ったキツネどんぶり
前日の無塩出汁で作った豆腐とわかめのおつゆ、食塩が入らないのでおつゆすべて飲み干しました。